今回の出品は、タミヤ 1/12 No.101 ドゥカティ デスモセディチです。2005年9月の発売ですから、今から18年前のキットですね。今年のMotoGPはDUCATIの圧勝でしたが、当時もドゥカティの速さは抜きん出ていました。圧倒的なトップスピードを武器に2004年のロードレース世界選手権の最高峰、MotoGPクラスを戦ったマシンがイタリアの名門ドゥカティのデスモセディチです。ドゥカティ伝統のＬツインと呼ばれる90度Ｖ型２気筒を２つ合わせたようなＶ型４気筒エンジン、鋼管によるトラスフレーム、クランクケースにスィングアームピポットを持つ構成など独自のメカを満載。Ｌ．カピロッシ選手が第15戦、Ｔ．ベイリス選手が第16戦でそれぞれ３位に入賞する活躍を見せました。まだまだ、開発途上のマシンではありましたが、その後も着実に熟成を重ね、天才ライダー Ｃ．ストーナーを擁した2007年には見事チャンピオンを獲得しました。
キットは全長173mm、全幅58mmで、90度Ｖ型４気筒エンジンや鋼管トラスフレーム、エンジンに直接マウントされるスイングアームなど独特の構成を忠実に再現しており、組み立てていくとドゥカティの独創性に驚嘆します。スライドマークはもう定番となった世界最高品質のカルトグラフ製（ちなみに同社もイタリアのメーカーです）で、Ｌ．カピロッシ、Ｔ．ベイリス両選手用がセットされています。このあたりのキットからタミヤのバイクシリーズも新たな進化を遂げ、強度と精度の求められるタンク・リアカウルの一体部品の受け側にはフレームパーツに極小ナットを埋め込んでがっちりと脱着が出来るようになっていて工業製品として見ても素晴らしいと思います。又、独特のセンス良いリア・スタンドも、オプションのディテールアップパーツとしてエッチング製で用意されたのも嬉しいですね。こちらは同じくオプションとして発売されたフロント・フォークセットと一緒に購入し、お付けしています。
キットは購入後、冷暗所で大切に保管してきましたのでデカール含め良好なコンディションと思います。オミットされたタバコロゴも無いと締まらないので、オプションデカールを購入してありますので一緒にお付けします。この時のディスモセディチのタバコロゴはMarlboroにグラデーションがかかったようでとてもかっこいいです。

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